1億円ポートフォリオの経過報告です。今回は2021年12月時点のポートフォリオの状況と、今後の見通しについてお話ししたいと思います。
目次
ポートフォリオの経過
まずは前回(2021年8月17日時点)の資産状況です。
そしてこちらが、今回(2021年12月21日時点)のポートフォリオです。
数字だけ見るとほぼ動きはありませんが、内容は結構変動がありました。
特に、ハイグロースが記録的な下落をしたことです。
10年に一度あるかどうかというような、ドットコムバブル、リーマンショック、コロナショックに匹敵するぐらいの下がり方をしました。
ハイテクセクターの中でも特に高成長銘柄が狙い撃ちされて、高値から3分の1ぐらいの水準にまで下がっています。
原因は、米国の緩和縮小(FRBの利上げ前倒し)の話以外は考えにくいと思っています。
NYダウ自体はそんなに変わっていません。
その一方で、ハイグロース株がボコボコになってきています。
米国株全体で見ても指数自体は痛んでいないのに、実は結構大きく下がっている銘柄も多く見られます。
なぜ指数が持ちこたえているのかというと、GAFAが指数に大きく寄与しているからだと言えます。
日本では、ソフトバンクや、ユニクロを手がけるファーストリテイリングが日経平均株価への寄与が大きいとされています。
そのため米国では、GAFAで指数が持ってしまっているという状態にあります。
加えて一般消費財なども堅調なことから、なんとなく指数は持ちこたえているように見えるのですが、内容を見るとめちゃくちゃになっているのが今の米国株の状況です。
私のポートフォリオを見ても、ハイテク銘柄が大きく下落しています。
ただ、前回のポートフォリオと比べて、あまりポートフォリオ全体の変化が無かったのは、ディフェンシブ銘柄が多いことが挙げられます。
また、ユニティソフトウェアがハイグロースの中でも下落が緩やかであったことも大きかったと思っています。
400万ぐらいで買ったものが、650万ぐらいまで上がっているので、250万ほどプラスを作ることができました。
ユニティソフトウェアは、一番下落しているセクターであるハイグロースでありながらも、ポテンシャルの高さから落ち方が緩やかであったなと思います。
これは投資の本質である、
「良い銘柄はあまり下落しない。」
ということだと言えます。
結局、ポートフォリオ全体では大きな変化は無かったのですが、防御力を発揮したポートフォリオだということはお見せできたかなと思います。
これだけ様々な銘柄に投資をしていて、ハイグロース銘柄をこれだけポートフォリオに組み入れていても、それだけ大きなダメージを受けることなくいられるのは分散の効果だと考えています。
今後の見通し
ここからハイテク株にエントリーする分には、ダウンサイドリスクは売上と時価総額のバランスを見ると小さいのかなという気はします。
一つ例を挙げるとすると、アリババです。
今の時価総額は30兆円ですが、一時100兆円ありました。
中国の政策に対する米国の動きに反応して、一方的に売られていますが、決算自体は良好です。
単純に決算が悪くて、将来性がなくて下落しているというのとは違う見方をする必要があると思います。
ここからは、銘柄を選別していく時期になると考えています。
現状ポートフォリオの4割をハイグロースセクターが占めているので、ここの回復を待ちたいと思います。
そして、他のセクターで儲かっているものの保有を減らしていき、自分の中でローテーションを行なっていく、というのが今後の投資方針です。
おわりに
2022年も引き続き1億円ポートフォリオを公開しながら、実際に運用している様子を見ていただき、ご参考にしていただけると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。