投資でお金持ちになれない人には4つの特徴があると個人的には考えています。
これまで投資で成功した人や失敗した人をそれぞれ見てきて、私が気づいたお金持ちになれない人の共通点をお話したいと思います。
目次
投資でお金持ちになれない人の特徴
まず最初に、この記事は私のこれまでの経験に基づいた個人的な考えです。
その点を踏まえて、お読みいただけますと幸いです。
投資においてお金持ちになれない人の特徴として以下が共通して言えると思っています。
- お金に対するリテラシーがない人
- ニュースを見ない人
- 仕事(投資)と遊びの区別がつけられる人
- コンプレックスがない人
1.お金に対するリテラシーがない人
まず一つ目は、お金に対するリテラシーがない人です。
投資において、お金に対する知識が根本的に身についてない人、お金に対するリテラシーのない人は、お金持ちになる可能性が低いと思います。
例えば、今コロナであるにも関わらず株価上がっていることに対して、ただ単に実体経済と乖離していておかしい、こんなものはバブルみたいなことを言ってしまっている人です。
実体経済と乖離しておかしいという根拠や、バブルだという根拠をきちんと論理性を持って説明できればちょっと違うかもしれないです。
しかし、ただ単に10年前(2011年頃)の日経平均株価って1万円切っていて、今2万8000円なのに、自分の給料は横ばいだからおかしい、みたいな話をする人はお金持ちにはなれないと思います。
なぜそれが今起こっているのか、なぜ自分の給料は変わってないのに株価だけは2.8倍になっているのか、そこをきちんと考えて自分なりの理屈を持つべきです。
お金に対する知識に対して貪欲でない人は、投資においてはお金持ちにはなれないと私は思います。
2.ニュースを見ない人
二つ目は、ニュースを見ない人です。
ちなみに私は、不動産から株式、債券、オルタナティブと言われるファクタリング、ちょっとだけエンジェル投資家みたいなこともやってたりします。
あまりにも投資範囲が広いので、深い知識をそれぞれに持てているかと言われると、ちょっと自信はありませんが。
ただその中で、とにかくニュースを見ます。
投資をやっていて、今世の中で何が起こっているか分かってないことが不安だからです。
投資家のイメージとして、複数のモニターを見ながら数秒の勝負をしている人を想像するかもしれません。
けれど、デイトレーダーとかスキャルピングトレーダーのように、情報をいち早くとるために、モニターを何個もつけてニュースを見た方がいいという意味ではありません。
単純に世の中で何が起こっているか、それを知るために情報のシャワーを浴びることが重要だと思っています。
情報の取り方は、Yahoo!ニュースのトビックからニュースをどんどん見るような形でもいいと思います。
そして大切なのは、ニュースから今世界で起こっている物事をきちんと見るということだと思います。
そういった日常的な情報のキャッチアップに対して苦痛を感じないような人が、投資においてお金持ちになる人ではないかと思います。
また、株式投資において、よく決算書を見ろと本などに書かれていたりします。
資産が多くて負債が少なくて、かつ収益性が高く、成長力があり、株価が安い銘柄を買え、というようなことが書かれています。
言いたいことはわかるし確かにそうですが、そういう会社は株価が上がりきっていることが多いと思います。
私も正直決算書は見ますが、会社四季報程度のものしか見ません。
会社のページまで行ってIRページで通期見通しを見たりということはしません。
そもそも自分が買ってる銘柄って、そんなものを見ないといけないような分かりにくい銘柄を買っていません。
コカ・コーラとかマクドナルドとかを買っていて、今更決算書見てどうこうということはあまりないと思うんです。
せいぜい通期と次の期の予測のキャッシュフローを見たら大体わかるものを買っています。
よく分からない、聞いたこともない中小の銘柄だったら決算書を見るかもしれませんが、そもそも分からないものに投資をしたくないという理論でやっているので。
あくまで決算書を見ることに対して否定はしません。
ただ、マストみたいに書かれていることが多いように思うので。
そこに対しては違うのかなということです。
つまり、決算書よりも他のところに優先順位をおいて時間をかけるべきだという考えです。
決算書を読むと1社に対して2~3時間は取られるんですよ。
そんな時間はありません。笑
私は、10種類ぐらいの投資を同時にやっているので、一社の決算書にそこまでの時間をかけられません。
しかし、一日24時間という限られた時間の中で、ニュースに大体7〜8時間かけています。
その日の世界中のニュースを見ます。
そこから、個別銘柄のスクリーニングをかけます。
こういう世界の状況だったら、こういう銘柄はどうだろうかというように、興味のある企業を10~20銘柄ほど見ます。
私はゲームが大好きで1日に3〜4時間は取るので、そうなると限られた時間の中で、決算書を見る優先順位はどうしても下がります。
不要だという言い方ではなくて。
ただ、集中投資をする人は決算書を見るのは必要不可欠だと思います。
一つの銘柄に対して集中投資をして、その銘柄に自分の運命を預けるんだという場合は、時間をかけて決算書を見るべきです。
しかし、分散投資型の人にとっては、大きな流れを掴めるかどうかが重要だと思いますので、個々の決算よりも、世の中の流れを掴むことの方が大事だと思います。
正直、マイクロソフトのような180兆円も時価総額がある会社の決算書を見て、例えば利益が4兆円も上がっているというのを知っても、その4兆円という数字が大きすぎてよく分かりません。
「なんかこの会社凄い」というぐらいしか感じとれないので、その程度でいいのではないかと私はとらえるようにしています。
それよりも、その数字に裏打ちされたニュースをきちんと確認します。
そのセクター全体の状況がどうなのか等、全体感は必ず確認するようにしています。
3.仕事(投資)と遊びの区別がつけられる人
投資でも、仕事でも言えることだと思っているのですが、仕事(投資)と遊びとの区別がつけられる人というのはお金持ちになれないのではないかと私は思います。
言い換えると、仕事なのか遊びなのか分からない、という状況が理想だと思っています。
「よし、今から仕事するぞ!」と周りに口にすることはあるかもしれません。
家にいる家族の手前、言うこともあると思います。
ただ、自分の心の中で本気で仕事だ、労働だと思っていてはダメだと思います。
自分の中でワクワクするもので、遊びだと思っているからこそ一日に何十時間も集中できるのだと思います。
これは勤勉さとも違うと思います。
お金持ちになれた人は、労働時間が圧倒的に長いという話を聞きます。
土日であっても祝日でも働いている。
でも、おそらくその人たちは働いているとは思っていないです。
好きなことをやっていて趣味のようなものなんだと思います。
だから彼らにとっては、ストレスがかかっていないんです。
私もそういう感覚です。
そこを根本的に勘違いしてはいけないと思います。
土日も働いてこれだけ頑張っているのだから報われて当たり前だと思うようであれば、やめた方がいいと思います。
そういう人は、週5日の仕事でしっかり休んだ方が土日を有効に過ごせると思います。
投資に夢中になると、株式市場が休みの土日も1週間分のニュースをまとめたり、週明けの投資戦略を練ったり、年中市場が開いている仮想通貨に投資したり、できることはたくさんあります。
投資戦略については、本気で立てるときは、次の週にどういう動きをするか10~20通りぐらいパターンを考えることもあります。
このように、圧倒的に労働時間が長いというよりかは、仕事と遊びの区別をつけられない人は強いと思います。
そういう人はずっとやっているので経験値が圧倒的にたまっていきます。
4.コンプレックスがない人
四つ目は、コンプレックスがない人です。
例えば、小中高時代にいじめられていた人がボクシングの世界チャンピオンになるという話があったりします。
(決していじめを肯定しているわけではありません。)
これって真理だと思っています。
私もマイノリティではあったのですが、思春期に少数派であることって結構つらいです。
中にはそこで潰れてしまう人もいると思います。
その一方で、つらいとは思わなくて、怒りに変わる人もいます。
怒りがパワーになってコンプレックスを跳ね返して、跳ね返すにとどまらず絶対的にそこで一番になってやるという覚悟に変わることがあります。
私の場合は、成績が学校で一番悪かったので、ビリなりに自分より成績が良い人よりもお金を稼いでやろうと思いました。
日本社会において、良い高校に入って、良い大学に進学して、良い会社に就職するのが良い人生だというようなものに対して、自分はアンチテーゼになってやろうというパワーは凄かったです。
私の10代、20代は黒歴史としか語れません。笑
一つ言っておきたいのは、決してコンプレックスがないことが悪いと言っているわけではありません。
ただ、コンプレックスがないということは、今に満足してしまっているとも言えるので、あえてしんどいことをして何かしようという気は起きにくいのではないかと、個人的には思います。
そういう意味で、コンプレックスがないというのは、お金持ちになれる可能性が低いと思います。
ここまで、精神論的なことが多いと思いますが、結局のところ精神論だと私は考えています。
よく本などを読むと、それを精神論ではないみたいに書いたりしているものが多いように感じます。
「勤務時間が長い」「ニュースを一日何時間見る」とか定量的なことがよく述べられていますが、もっと内側から湧き出る何かが大事ではないかと考えています。
それがコンプレックスだと私は思います。
本気でお金持ちを目指すなら
「お金持ち」の定義をわかりやすく、「年収5000万から1億ぐらい稼げる人」だとします。
実際にそれぐらいの金額を毎年コンスタントに稼げる人というのは、そんなにいません。
日本で数万人というレベルだと思います。
つまり「お金持ち」になるということは、「数千人から1万人に一人の存在になる」ということです。
そこを目指そうとするのなら、まず登ろうとしている山がとてつもなく高いということを認識する必要があります。
何の犠牲もなく、並の努力でたどり着けるようであれば、みんなお金持ちになっていますよね。
1万人に一人レベルのことに挑もうとしているわけですから。
これが、コンスタントに10年、20年稼ぐというのは、10万人に一人、20万人に一人という世界に挑むわけですから、甘いわけがないことが分かると思います。
その点、先に述べた「コンプレックス」は一番力に変わるものだと考えているので、それだけ力がいるということです。
5000人、1万人に打ち勝つためには、そういう力が必要です。
宝くじを当てるとか、漠然とした努力の延長線上にそこがあるんじゃないかと思っている人は結構多いのではないかと思いますが、そんなわけありません。
そんなものの延長線上にあるような楽なものなら、1万人に一人の世界にはならないはずです。
年収5000万〜1億円というのは、国民的なスポーツの野球ですら、プロ一球団の中で数えるほどしかいませんよね。
巨人やソフトバンクは分かりませんが、他の球団ならそれぐらいの年俸をとっていたら完全に主力級の選手です。
サッカーにおいては、Jリーグで何人いるかというレベルです。
それだけのところに自分が行くことが、楽なわけないです。
これはあくまで、本気で目指すならということです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
あくまで私なりに、投資でお金持ちになれない人の特徴をまとめさせていただきました。
少しでもご参考にしていただけると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。