ビットコインに「バブル」という言葉を使う違和感

ビットコインの時価総額が100兆円を突破しました。巷ではよくビットコインバブルだ、と言っている人がいますが、ビットコインがバブルかどうかについて今回はお話ししたいと思います。

目次

ビットコインが「バブル」かどうかについて


ビットコインに対して「今の状況はバブルだ」と言っている人は、バブルというものを根本的に勉強する必要があると思います。

言葉の選び方が下手というか、一人歩きしているように感じます。

バブルというのは、実態のないものに対して使う言葉です。

ビットコインがバブルだと言う人の主張に正当性があるとするなら、ビットコイン自体が仮想で、元々こんなものはクズだからと言うのなら分かります。

ただ、価値がおかしいという意味でバブルと使っている人には賛同できません。

金の時価総額は1000兆円近くで、ビットコインの時価総額が100兆円です。

金の実態すら超えられていない状況なのに、どこがバブルなのかと思います。

それを言うなら、テスラモーターズの株価の方がよっぽどバブルだと思います。

トヨタ自動車の10分の1も車を作る能力がなく、世界中にサプライチェーンもない。
それなのに、トヨタ自動車の3倍も4倍も時価総額がある会社というのは一体何なのかと思います。

将来への期待というのは分かりますが、そこまでなのかと思います。

だから、バブルという言い方にはとても違和感があります。

現状において、相対的に価格が高いか安いかというのは議論に値すると思います。
今のインフラにおいて、ビットコインの価格は高すぎるんじゃないかというのなら分かります。

ですが、「バブル」という、最初から荒唐無稽であるといった話をされてしまうと、そのような本当に価値のないものであれば100兆円も価値がつきますか?と逆に聞きたくなります。

価値がゼロになるという可能性に関しては唯一、確かにバブルだと言えると思います。

そうではない理由で、バブルだと言っている人は、自分が馬鹿だと公言しているように聞こえて仕方ないです。
経済学者でもバブルと言っている人はいますけど。笑

下がったタイミングで大口がビットコインをバンバン買っている状況を見て、素人感覚の人がバブルだと言っているのと、どちらの方が真実味がありますか?という話です。

大口投資家がビットコインに参入していることは、かなり大きなシグナルだと思っています。

金と対等に戦えるまでビットコインは割安?


ビットコインが年内に10万ドルまでいくと言っている人もいますが、可能性はあると思っています。

ビットコインの今の時価総額は100兆円超で、仮想通貨全体を合わせても160兆円ぐらいと言われています。

金の時価総額が1000兆円近くですので、10倍になって初めて金と対等に戦える水準で、今のプライスが割高かと言われれば、私は割高とは思いません。

最近の機関投資家の参入という、少数のお金をたくさん持っている人がビットコインを買っているという点が、これまでと違う点だと思います。

これまでは、個人投資家で盛り上がって、ビットコインが流行っているからという理由で大きく上昇しました。

それが今回は、ビットコインをきちんと利用できる仕組みをいろんな会社が考えて、それをローンチさせた上で、機関投資家がビットコインを資産の保全の一環として持っておかないとまずいのではないかと考え始めたところが、大きく違う点です。

プロの投資家は1000億円、2000億円を一発で買ったりするのでインパクトが桁違いです。

否定派だった彼らが、今ビットコインを買い始めている。

ここがとても重要なことではないかと思います。

だからこそ、この歴史的な急騰が起きているのだと考えています。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

ビットコインがバブルかどうかという議論に対して、私なりの考えをお話しさせていただきました。

少しでもご参考にしていただけると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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