年初からのビットコイン高騰の根本的な要因


今年に入ってからビットコインが上昇を続けています。ビットコインに関するニュースも連日報じられていますが、今回は以下についてお話ししたいと思います。

<この記事のポイント>

①なぜビットコインがここまで上昇しているのか。
②ビットコインが買われている根本的な要因は何なのか。

目次

ビットコイン急騰の要因


仮想通貨の急騰に関しては複合的な要因があると考えています。

まず根本的な要因として、仮想通貨そのものが金に変わり得るという認識がかなり浸透していきていることが挙げられます。

今中央銀行がお金を刷りすぎて、お金の価値が下がってきている中で、リスクヘッジとしての働きが出始めています。

その中で、年明けPayPal(ペイパル)が仮想通貨を決済通貨として扱うという発表がありました。

PayPal(ペイパル)のような指折りの大企業が世界でもそう発言したことです。

それに呼応するかのように、時期を同じくして、世界中の機関投資家が仮想通貨を購入しました。

例えば、米国の決済会社Square(スクエア)が50億円分ほどのビットコインの購入を発表しました。

この他にも世界の上場企業で、ビットコインを資産の一部にするという会社がかなり増えてきました。

要するに、「通貨が信用できない。」といろんな会社が言い始めたのです。

法定通貨が信用できないので、仮想通貨に投資をするという流れが、3年ほど前のビットコインバブルの時には無かった動きが起きています。

ビットコインが実態として評価され始めたということです。

暗号通貨って何?ブロックチェーンって何?というよく分からないものに対してではなく、実態としての仮想通貨への投資が始まったと考えています。

これに対して、PayPal(ペイパル)の役割は大きいと思います。

PayPal(ペイパル)が実際にビットコインによって決済を進めています。
お金として使える準備をどんどん整えているということです。

これは大きいです。

ビットコインに限らず仮想通貨全般に言えることです。

送金に時間がかかるといった問題などもいくつか挙げられているのですが、それを補って余りあるような利点が注目されつつあるように見えます。

なぜビットコインなのか?


これまでも、ビットコインが仮想通貨において基軸通貨足りうるということを主張してきましたが、その理由について、ビットコインには他のものと決定的に違う点があります。

<ビットコインが基軸通貨足りうるポイント>

ビットコインは2100万枚という発行枚数が決まっているということ
②仮想通貨におけるパイオニアとしての立ち位置であること

1.ビットコインは2100万枚という発行枚数が決まっているということ

発行枚数が決められているということは、ビットコインの希少性というのは最初から決まっているということです。

ビットコインはその希少性によってその価値を担保されています。

これはとても重要な問題です。

2.仮想通貨におけるパイオニアとしての立ち位置であること

ビットコインは、仮想通貨において周知のとおり、パイオニア的存在です。

その他仮想通貨との1コインあたりの価格を見てもその絶対的存在感が見てわかると思います。

だからこそ、ビットコインの価格が変動すると、その外の通貨もつられるように変動することがよくあります。
しかし、その逆はあまり見られません。

このように、ビットコインは他通貨の指標になっているといっても過言ではなく、この状況がまさしく基軸通貨としての役割を担っているとも言えます。


以上、二点のポイントにより、今のところ金に代われるのはビットコインだけなんです。

だから私は、ビットコインだけを仮想通貨と呼んでいいのではないかと考えています。

もちろん意味の解釈は色々ありますが。

おわりに


いかがでしたでしょうか。

年初からのビットコインの高騰の背景には、このような要因があることを知っているのと知らないのとでは、仮想通貨に対する投資の意味合いが違ってくると思います。

またなぜビットコインがここまで買われているのか、その理由についても読者の皆さんには知っておいていただきたいと思い、お話しさせていただきました。

少しでもご参考にしていただけますと幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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