新型コロナウィルスの感染拡大、東京オリンピックの延期など国内外のマーケットは乱高下。経済的ダメージが懸念されていますが、今後の経済は大丈夫なのか?と考える人も多いと思います。そこで今回は、足元のマーケット状況から今後の見通しと、これからの投資先について私の見解をお話ししたいと思います。
目次
スタグフレーションに注意
コロナショックの真っ只中、経済活動への影響が長期化することで、インフレが加速する可能性が考えられます。
2~3倍にまではいかないと思いますが、10~20%のインフレは全然起こりうると思います。
一方で所得の増加は起こらないため、家計にとっては苦しい状況です。
株式市場もそれなりの影響が予想されますが、世界的な金融緩和状態の中、一過性の上下はあるのはもちろんですが、中長期的な目線で見ると株式の大幅な下落というのは考えにくいとみています。
つまりインフレ株高
→スタグフレーションが起こると予想しています。
東京オリンピック延期は、ホテル業界の延命にはならない
不動産市場には調整が入るだろうとみています。
オリンピックの延期はホテルにとっては大きな誤算ですよね。
仮に来年開催されてインバウンド需要が見込めたとしても、元々かなりギリギリで計画を立てているのでそれまで経営が持たないホテルが多のではないかと思います。
そしてホテル業界が落ち込めば不動産業界全体に影響が出てくるはずです。
そもそも不動産価格が上がり過ぎています。
不動産業を本業としている私の目から見ても、居住目的の人が一般的な家を買えない水準まで来ていると思います。
今後中国人の買いが起こらなければ不動産価格の調整(下落)は進んでいくと考えています。
今後の投資行動
今後の投資先としてまず考えらるのは株式です。
スタグフレーションを前提とするならば、候補として株式が挙げられます。
個別銘柄は、不確定要因が多いので、S&Pなど株価指数連動型のETFへの投資が良いのではないかと考えています。
次に大きな投資行動として、不動産に注目しています。
まずリート。商社などスポンサーがしっかりしていて、安くなっているものは狙い目かと思います。
リートの特徴として現物不動産よりも真っ先に下がって、真っ先に上がる傾向があるので、不動産投資の1番手として考えています。
またリートは不動産市況が回復する前に、未来を織り込んで先に動きやすいので、
リートが回復した頃に、不動産現物が底値のイメージとして不動産現物に投資するのもアリだと思います。
投資用でも良いし、戸建てを買っても良いですね。
個人的には
原油→リート→不動産現物
の順番で投資を考えています。
原油がいいと思う理由についてはこちらの記事をご覧ください。
投資先にロレックス!?
その他の投資先として金も上がっていくことが予測できます。
ただし値幅が取れるかは微妙です。
そこで注目したいのがロレックス。
え?投資先じゃない?
はい。何でもありなんです(笑)
ロレックスは、リーマンショックの時もそうだったんですが、収集してて楽しい時計という側面だけでなく、換金性の高いものという位置づけでロレックスが売られるんです。
贅沢品であって、お金と同じような価値を持つ現物でもあるんです。
特に今、新型コロナウィルスの影響で、生活資金に困った人が、ロレックスを売って1ヶ月、2ヶ月の資金に充てる動きもあるのかなと。
金貨も面白いんですが、大きな仕手筋などが動くことも過去にあり、ボラティリティが激しいので個人的には怖いです。
昔、ウナとライオンっていう金貨があったんですけど、あの時も東京で金貨の買い占めが起きて価格操作のような結果になりましたからね。
そういう意味ではロレックスはいいんじゃないかと思います。
ただし偽物をつかまされなければですが。
どこかロレックスファンドを作ったら面白いのになと。(笑)
私の場合、証券に限らず広く投資の範囲を見ているので、こんな発想になっています。
でもこういう考えの方が本質的なのかなとも思ったり。
暗号資産(仮想通貨)が再ブレイク!?
あとは暗号資産(仮想通貨)に注目ですね。
各国の量的緩和政策によって、世界は通貨に対する信憑性が揺らぎつつあります。
各国中央銀行がこれだけ、金融緩和政策を行っていく中で、暗号資産(仮想通貨)だけ通貨供給量を淡々と上げています。
スタグフレーションが起こる中で3~4倍になる可能性はあるのではないかと思っています。
全盛期の輝きを取り戻すかもしれません。
目先は半減期に入っているので、価格は上下するだろうと思いますが、エントリーするタイミングを待ちたいですね。
暗号資産(仮想通貨)の未来
今後の予想として暗号資産(仮想通貨)、とりわけビットコインが世界で最も安定した通貨になるかもしれないと考えています。
通貨の信憑性が下がる中、米ドルからビットコインへ基軸通貨が移る一定の可能性は絵空事ではないかもしれません。
ブロックチェーンの仕組みによって足元の課題が打破され、気づけば基軸通貨としての位置に登っているんじゃないかとも想像したりします。
また暗号資産(仮想通貨)が金本位制になる可能性もあると思います。
兌換性を持ってくるといよいよですね。
金本位制への回帰が起こる可能性が現実味を帯びてきた、その際には金にも注目です。
私は暗号資産(仮想通貨)といえばビットコインぐらいで、他の暗号資産(仮想通貨)について詳しく知っているわけではないので、暗号資産(仮想通貨)の中で、世界の中心となる通貨が現れてくるかもしれないと明言しておきます。
来年にはこれに気づいて資金を入れてくる人はいるはずだと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
マーケットが乱高下する中で、足元の状況と今後の見通しについてお話ししました。
どんな状況でもチャンスはあると思いますので、その考え方を参考にしていただけると嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。