コロナショック後から、仮想通貨については、その後の予想をして記事にも挙げさせていただきました。
そこで今回は2020年が終わるこのタイミングで、その予想の答え合わせと、今後の見通しについてお話ししていきたいと思います。
目次
2020年の仮想通貨の動き
《ビットコインのチャート》
仮想通貨に関しては今年の春頃に予想していた流れになっているのではないかと思います。
(予想した記事はこちら↓)
世界中の人たちが国家通貨に対して信用しなくなっています。
日本円は大丈夫か?、米ドルは大丈夫か?という流れに仮想通貨が乗っかっています。
3年ぐらい前に一時ビットコインが220万円ぐらいまで上がっていました。
その時の仮想通貨は、仮想通貨の価値に誰も気づいていない状態で値段だけが上がっていました。
仮想通貨の本来の価値というのは、国家通貨に対してのヘッジになりつつあることです。
そのことに誰も気づいていない中で、値段だけ上がりました。
当時は、国家通貨に対してのヘッジなんて大きなものに誰も気づかず、単に新しい商品が出てきてよく分からないけどすごく上がっている、仮想通貨という名前も面白いという感じでみんな投資していました。
そんな状態で価値がついていたので、そういうものの価値は吹き飛びやすいです。
それが3年ほど前でした。
しかし、今回の仮想通貨の上がり方は実態が伴っているといえます。
当時から比べて、仮想通貨で様々なものを買うことができています。
以前は「仮想通貨でものを買う」という概念がそもそもありませんでした。
それが今や仮想通貨でなんでも買えるぐらいになってきています。
これは、決済通貨としての意味合いを持ち始めているということです。
だから仮想通貨の価値が上がり続けているのは自然なことで、予想するのが難しいことではなかったと思っています。
仮想通貨については、予想通りの結果になりました。
2021年以降も仮想通貨は上がる?
今の水準が高いとも思っていますが、その反面、決済通貨として認知されて、みんなが使い始めたらビットコインが今の価値でとどまるはずはなく、1000万ぐらいの価値まで上がってもおかしくないと考えています。
また、今後、リスクヘッジの手段に仮想通貨が加わってくるようだと、状況が変わると思います。
これまでの、ポートフォリオに金を組み入れるように、仮想通貨を組み込んでいく富裕層が増えだすと、自動的にポートフォリオに組み込まれることで、今以上に仮想通貨の価値が大きく上がると考えられます。
仮想通貨がどこまで行くのかを考えた時に、仮想通貨準備高という概念が成立するのではないかと考えています。
今は国家の信用を見るのに、外貨準備高というものがあります。
大体米ドルをどれだけ準備できているかが国の力として見られますが、これが仮想通貨に置き換わる可能性があります。
(詳しくはこちらの記事でお話ししています。↓)
ドルはあくまで、一国の通貨でしかありません。
たまたま基軸通貨として世界で一番発行量が多いものとなっていますが、あくまでもFRBの思惑一つで発行量を変えることができます。
一方で仮想通貨は誰が作ったのか、どこが運営しているのか、どうなっているのかもわからないので確かに怪さはあるかもしれません。
しかし、定められたルールで供給量が決められています。
これって買う側からするととても安心できます。
都合が悪くなるといくらでも発行されるドルと、機械のように供給されるビットコインとでは、後者の方が安心できます。
あとは、インフレに強いところがビットコインの強みです。
ビットコインの供給量は一緒だからです。
これほどいろんなものに耐久力があるものは、他になかなか思いつきません。
まだまだプレイヤーが少なく、インフレに強い、かつ国家通貨に代わりうるポテンシャルを持っている。
これだけ条件が揃っていて、仮想通貨に行かないのはナンセンスぐらいに思っています。
ただ、税率が雑所得扱いなので、仮想通貨をやるのであれば法人でやるのがおすすめです。
仮想通貨の本来持っているポテンシャルを発揮すれば、ここから10倍、20倍になっても不思議ではないと私は思います。
仮想通貨を、ただの投機の手段としてでしか本気で思っていない投資家がいるとしたら、その人の考えは恐いとさえ思います。
ポテンシャルが半端ではないので。 確かに、ハッキングされるリスクなど変な怖さはあります。
ただ商品としての魅力というか、パワーは半端ではないと思っています。
なにも仮想通貨が全てと言っているわけではなく、いろんな投資の中のひとつに確実に組み込まれてくるものではないかと考えています。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
相場を予想する人は世の中にたくさんいますが、結果を受けてその予想を振り返るところを見せている人は少ないと思います。
予想するだけして、外しても何もコメントしない評論家の人たちのようにはなりたくないという思いで、今回は予想を振り返りました。
これからも、こういった過程の部分を少しでもお見せできればと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。