現在1億円ポートフォリオを公開しながら運用している中で、組み入れている銘柄の一つであるペイパルをご紹介したいと思います。
目次
ペイパルとは?
ペイパルは日本ではそれほど知名度があるわけではありませんが、いわゆる決済システムを手掛けている会社です。
元々米国のイーベイという世界最大のフリーオークションサイトの決済システムとして台頭してきたのがペイパルです。
今はイーベイを遥かに超えている状況です。
創業者の中には、テスラモーターズを創ったイーロン・マスクもいます。
イーロン・マスクは発想が素晴らしく、見事に発想を現実化して落とし込んだのがテスラモーターズです。
現在のテスラモーターズは期待で株価が上昇しているようなところがありますが、ペイパルは実需が伸びています。
海外との決済をする人は、ほとんどの人がペイパルを利用しているぐらい決済システムとしてメジャーなものになっていると思います。
国際間の決済においては、ペイパルで支払うととても楽です。
ペイパルで支払いをすると海外の買い物でも簡単に買えます。
クレジットカードもそのようになりつつありますが、ペイパルがかなり浸透しているので、海外で買い物をした時に何で支払うかとなった時に、迷わずペイパルを選びます。
また、海外の銀行口座の送金は、やったことがある人はわかると思いますが、手続きが非常に面倒です。
そういう問題を、ペイパルはピッとやるだけで解決してくれるのでとても楽です。
日本でも海外から輸入をするシッパーの人たちはほとんどペイパルを使ってやりとりをしているのではないかと思います。
それぐらい、決済はパイパルというのが浸透しています。
今ペイパルに投資する理由
それだけメジャーなものを、なぜ今更推すのかというと、まだまだ成長すると考えているからです。
その理由が、電子決済が世界で主流になっていくからです。
先進国で日本のように現金で支払いをしている国は珍しく、他の国はもっとキャッシュレスが進んでいます。
その中で、決済システムの根幹を担っているのがペイパルという会社です。
さらに、最近では仮想通貨との連動も始めています。
世界における通貨決済のプラットフォームになろうとしており、今既になりつつあります。
このようなことから、まだまだ成長していけると考えていますし、一生保有していてもいい銘柄になるのではないかと思っています。
ペイパルは、キャッシュレスというものに対して、とてもアプローチがしやすい便利さと、先行者メリットがとてもあります。
決済はそもそも、参入障壁がとても高いです。
お金を扱う上に、そのシステムを提供するためです。
最近では、米国のスクエアという会社も台頭してきていますが、対抗していくためには莫大な資本力が必要になります。
ペイパルは決済システムという点では、VISAやAMEXに比べて後発であるにもかかわらず、それらをぶち抜いてここまでの成長をしてきたという強さに凄さを感じます。
現状、ペイパルに続く企業は見当たりません。
ニッチな企業はありますが、ペイパルほど全てを網羅しているようなプラットフォームはなかなかありません。
今後決済の世界的な主流になっていく、かつペイパルを銀行のように利用していく人も増えるのではないかと思っています。
とはいえ、VISAなどの会社が巻き返しを図る可能性も十分ありますので、VISAも保有しています。
ペイパルがいいからと言って、VISAを外すような安直な思考はしません。
市場全体がスケールしていくと考えているので、どちらも上がると考えています。
今の株価から10倍になるのは難しいと思いますが、今の時価総額20兆の規模から100兆ぐらいに成長して行ってもおかしくないと考えています。
知らない人が多いうちはまだまだ成長する
日本ではペイパルと聞いてわかる人は、VISAカードと比べるとまだまだ少ないと思います。
知られていない状態でこれだけの力を持っているのであれば、知られるようになって当たり前の決済手段となった時には、もっと伸びていると考えています。
今後世界をリードしていく企業になると思っています。
個人的には、次のGAFAのような枠に入ってくる候補になるのではないかと期待しています。
決済システムというものに対して、VISAやマスターカードなどと取り合いになっていくとは思いますが、間違いなく市場は成長していくだろうと思います。
この規模の会社で売上が右肩上がりというのは凄いです。
PERやPBRも高いですが、ここまで来るとあまり関係ないように思います。
金融とインターネットを見事に繋いだパイオニアであり、プラットフォーマーであり、ドミネーターである凄い会社だと思います。
長く持って、何十年か経った時にこんなに上がっているのかと思えるような銘柄になってくれたらいいと思っています。
トヨタやコカ・コーラの何十年前の株価を見て、こんなに安かったのかと思うように、ペイパルも同じようなことになる可能性があると思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
成長するであろう業界に注目し、その業界内の企業に投資をするという一例をご紹介させていただきました。
少しでもご参考にしていただけると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。