現在1億円のポートフォリオを組んで、その中身を公開しながら運用をしていくという挑戦をしています。そのポートフォリオの中心銘柄としてコカ・コーラを組み入れています。
そこで今回は、なぜコカ・コーラに投資するのか、その理由についてお話ししたいと思います。
目次
コカ・コーラに投資する理由
私はテクニカル分析を基本的にしません。
なんなら決算書もあまり見ないです。
決算書を見ずに投資をするのは、絶対やってはいけない投資とは言われていますが。笑
全く見ないことはないですが、細かく分析をして割安か割高かを判断したりはしません。
コカ・コーラについても同様です。
ではなぜポートフォリオに組み入れているのか?
それは、コカ・コーラが世界の人口が増え続ける限り、愛され続ける銘柄だと考えているからです。
日本でもコカコーラを人生で一度も飲んだことがない人は、数少ないと思います。
もっと言うと、コカ・コーラの商品を飲んだり、食べたりしたことがない人は、日本の人口1億人のうち何人いるのだろうかと思います。
実際の数字は知りませんが、それぐらいみんな飲んだり食べたりしたことがあると思います。
これは、世界中でも同じことが起こっています。
アフリカの人口がどんどん増えていく国などで、コカ・コーラの商品に触れていく人も増えていくと思います。
よって世界の人口が膨張するほど、コカ・コーラの売上も伸びていくと考えています。
投資をする上で、前提を絞ることはとても大切です。
(前提を絞ることの重要性については、こちらの記事をお読みください。)
その点、コカコーラは前提が少ない銘柄だと考えています。
世界の人口が増えるかどうかが、コカコーラにとって一番重要なことだと思います。
人口が増えれば、自ずと売り上げが上がると思いますし、過去のロングチャートを見てもそういった株価の動きをしています。
圧倒的なブランド力と隙のなさ
コカ・コーラは弱点が少ないです。
まず、参入障壁を見ても、コカ・コーラに立ち向かっていけるような飲料会社があるでしょうか。
「ペプシ」を販売しているペプシコと比較しても、街で見かける量が全然違います。
ペプシも誰もが知っているようなブランドだと思いますが、コカ・コーラと比較すると全く勝負になっていないです。
他の飲料メーカーはそのペプシにすら、非アルコールというジャンルにおいて、太刀打ちできていない状況ですので、コカ・コーラの凄さが分かると思います。
つまりコカ・コーラのブランド価値が凄いということです。
誰もが見たことのある、あの赤と白のロゴの威力が物凄いです。
一方で、ペプシのロゴがパッと思い浮かばない人は多いと思います。
それだけコカ・コーラのロゴを、日常で見ている数が全然違うということです。
また、プライベートブランドにも積極的に関与していて、セブンイレブンで売っているお茶なども手がけているので、流通の面や開発力などあらゆる面において群を抜いているように思います。
勝ちやすい投資ができる銘柄
コカ・コーラのような会社の決算書を分析して、どう参考になるのか逆に決算書を細かく分析する人に聞いてみたいぐらいです。
確かにPERやPBRなども見ますが、それを見たところで何が分かるかと言われても分かりません。
それよりも、シンプルに世界人口が増えたら、コカコーラを飲む人が増えるというロジックの方が相当分かりやすいと、個人的には感じています。
ロジックがわかりやすい方が投資は勝ちやすいと思っています。
一方でロジックがややこしくなればなるほど、投資は勝ちにくくなると思います。
多くの物事を同時に並行して考えなければいけないので、とても手間がかかります。
数百銘柄に分散して投資をしている人からすると、イメージがつきやすいかどうかが大事だと思っています。
イメージがつきやすいのがコカ・コーラです。
値上がりと、配当を含めるときちんとリターンを得られています。
投資先として安定性の高い銘柄
コカ・コーラは安定性の高い銘柄だと思います。
その代わり、この銘柄の面白くないところは、一年後に2倍になったり、二年後に10倍になったりするような動きはしないということです。
単純に、世界の需要と供給に対して、着実に結果を出していく。
ここがコカ・コーラの良さだと考えています。
また、3%を超える配当利回りも魅力です。
安定した成長が見込める上で、きちんと配当を出すところです。
これができるところもコカ・コーラの強みだと思います。
ただ、分散投資先として、ペプシコにも投資はします。
コカコーラとセットで保有することで、ヘッジにはなります。
その場合、ペプシコだけ買って、コカコーラを買わないということはしません。
余程ペプシコに対して自分が自信を持ってないとできない投資だと思います。
コカ・コーラが消える可能性とペプシコが消える可能性は、はるかにペプシコの方が消える可能性が高いと思います。
ペプシコも超優良企業ですので、ペプシコがダメというよりコカ・コーラがとてもいいということです。
コカ・コーラのリスクは?
コカコーラの株価が大きく下落するリスクとしては、ブランドイメージが落ちる出来事があった時だと思います。
ただ、ブランドに傷がつくような出来事が何かあるかと言えば、あまり想像ができません。
コカ・コーラに対抗する会社が出てくるイメージも想像できません。
例えば、トヨタ自動車はテスラモーターズに時価総額で簡単に抜かれましたが、そんなイメージが全く湧きません。
業界の溝の深さは、半端ではないと思います。
アメリカであれば、ミネラルウォーターよりもコカ・コーラの方が安かったりします。
水が飲めない国にとっては、水より安い飲み物になりうるということです。
日本人は蛇口をひねると飲める水が出てくるので、その有り難さは分かりませんが、世界で見たら水よりも安い飲み物があるというのは凄いことです。
以上の点からとても信頼感のある銘柄です。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は私が投資している個別銘柄について、詳しくお話しさせていただきました。
コカ・コーラをお勧めしているというよりも、投資するに至った理由などを、少しでもご参考にしていただけますと幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。