大統領選挙後の大きなトレンド転換を受けて、今後の投資戦略について考えてみました。
ポートフォリオ以外にも気になる市場についてお話ししたいと思います。
目次
ロングポジションを継続
大統領選挙後のコロナワクチンのニュースを受けて、ハイテク株が売られ、バリュー株に買いが入るトレンド転換が起こりました。
トレンドが転換したので、今後ハイテク銘柄が大きく下げたものに関しては買い増していく予定です。
いくらハイテクがトレンドから外れたとはいえ、いいものはいいはずだと考えています。
コロナによってハイテク銘柄が煽りを受けて下がったのであれば、煽りが戻った時に株価は戻るので、そこを狙っていきたいと思っています。
また、バリュー株については投資を強めていく予定です。
つまり基本的にはロングで考えています。
今の状況でショートという選択はなかなか考えにくいです。
インフレ時にショートで捕まると、本当に大きなダメージを受けてしまうことがあるからです。
これからの負けにくい投資方法
投資家にとっては、こんなに楽な相場はありません。
政府は今後何か大きな出来事が起きた時に、お金を刷ることしか選択できない状況にあるからです。
政府の動きが分かっていて、流動性があることほど、投資家にとって追い風の状況はないと思います。
だから基本はロングです。
そして何かの要因で大きく下に触れて、VIX指数が40を超えるようなことがあれば、そのタイミングでまた買えばいいんです。
ロング&ロングです。
今の相場はこれだけで勝てます。
とてもシンプルな市場原理です。
何ヶ月かに一回、NYダウが2000〜3000ドル下がるような場面は、今の状況だと買い場でしかないです。
今の負けにくい投資方法でいうと、VIXが40以上に触れたタイミングで、ドルコスト平均法を始めるといいのではないかと思います。
スタート地点でかなり低いところから始められるので、毎月一定の金額を買っていくことで、負けにくい投資ができると思います。
気になる不動産価格の動向
中期戦略を考えた時に、不動産がどうなっていくのかが気になっています。
本来インフレ下において、不動産価格は上昇します。
しかし、大きなパラダイムシフトが起こりました。
それがテレワークです。
会社に出社しなくてもよくなり、また多くの企業はコロナによって収入を失いました。
そのため高い家賃の支払いに耐えられる会社が少なくなっている状態です。
こういった状況だと。、足元でインフレーションだからといって、不動産価格が上昇に転じられるのかということに疑問を抱きます。
オフィス需要が消えているため、インフレなのに不動産地価が下がるという不思議な現象が起こり得ると考えられるからです。
通常では考えられないことですが。
過去に日本ではバブル崩壊の直後は同じような動きがありました。
というより、不動産の戻りがすごく遅かったと言えます。
当時はそもそも合理的な不動産価格ではなかったため、過剰な価格から調整したという状況でした。
今の不動産価格は、バブル経済の時のような無茶苦茶なプライシングがなされているようには思えませんが、オフィス需要が消えたことによって、インフレなのに地価が下がる可能性が十分にあり得ると考えています。
不動産投資はチャンス?
地価が下がった場合、不動産売買は活況になります。
スタグフレーションが進む中で、地価の下落が起きた時、それが一時的なものかどうかはまだはっきりしませんが、こういう時には勝ち組が出てきます。
その勝ち組が次の時代を牽引していくものと考えています。
彼らはお金があるので、オフィスを大きく増床したり、関連企業が新しくオフィスを借りるとなった時に、不動産への買いが入る可能性があります。
しかし今回それが起きにくいと考えるのは、テレワークです。
次の時代を牽引していくような企業は、テレワークに前向きな企業が多いはずだからです。
オールドエコノミーが足元で多少息を吹き返してきたとしても、長い目で見た時に牽引していくのはハイテクだと考えています。
そのハイテク企業が、テレワークによって不要となったオフィススペースを再度増やすかどうかは懐疑的です。
ただそれでも不動産価格が大きく下がるなら、インフレ下においては買いの対象になると考えています。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
投資家にとっては、勝ちやすいマーケット環境はこれからも続くと思います。
来年以降の見通しとして、今後の投資のご参考にしていただけると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。