2020年9月から始めた、1億円でポートフォリオを組んで運用する挑戦ですが、当初からどれぐらい変化があったのか、11月の米国大統領選挙以降のポートフォリオの推移をお見せしたいとお思います。
目次
11月末までの経過
前回(9月末時点)での資産合計は以下の通りです。
前回のポートフォリオの詳細については、下の記事をお読みください。
そして、11月末時点でのポートフォリが以下の通りです。
ポートフォリオで変化があった銘柄をまとめると以下のようになります。
- シティグループ
- プルデンシャル
- メットライフ
- A T&T
- エクソンモービル
- アドビ
- アクティビジョンブリザード
- ショッピファイ
- エヌビディア
傾向としては、バリュー株が上昇し、グロース株(ハイテク株)は下落しています。
大統領選挙後のトレンド転換によって、バリュー株が大きく上昇し、ハイテク株が下落したことが、私のポートフォリオ内でも起きています。
運用成績は前回から300万円ほどプラスになっています。
結構固いポートフォリオを組んでいて、ハイテク銘柄の比率は低かったため、運用成績はプラスで推移しています。
このポートフォリオには出ていませんが、11月にN Yダウが3日で2000ドル程下落した際に、S&P500インデックを仕込んでいます。
今はもう売り抜けているので、その分の実現損益が100万円ほど含まれています。
ポートフォリオとしてはバランスよく落ち着いた状態と言えます。
動きとしては、エクソンモービル、A T&T、プルデンシャルは大きく上昇した際に、半分ほど売却しました。
11月の大幅上昇が一時的かもしれないと思ったので、軽くしました。
ここまで上がってしまうとなかなか新しく買うというのはできないので、買い場を待ちたいと思います。
気になる一般消費財の動き
ここまでで気になっているのは、一般消費財の動きです。
P&Gやジョンソン&ジョンソンです。この辺りの株価をどう読むかが難しいです。
一般消費財の株価は、インフレを占う上で有用だと思っています。
これらの銘柄が上がるとインフレ傾向、下がるとデフレ傾向に向かうのではないかという見方をしています。
一般消費財が上昇していると間違いなくインフレに向かうのではないかという結論になりますが、現状ではいろいろな捉え方があると思っています。
材料費がインフレしても、P&Gやジョンソン&ジョンソンは価格に転嫁できないという見方がされている可能性もあります。
株主がそこをどう見ているかということですので、単純にインフレしないという読みも危ないと考えています。
ここの読みは、まだ難しいです。
なぜ価格転嫁できないという見方ができるのかというと、コロナ後、給与賃金は全世界的にカットされている状況下で、一般消費財が値上げできるのかが疑問だからです。
原材料費が上がっているからといって、給与賃金がカットされている中で、価格転嫁しにくい環境にあると考えています。
スタグフレーションを確信
何が言いたいかというと、スタグフレーションがより現実的になっているのではないかということです。
お金がだぶついて、流動性が高まっている中で、株価は上がります。
しかし、だぶついたお金をもっているのは一部の富裕層です。
それ以外の人はむしろ、お金が減っています。
富裕層が株式を買っているので、全体としてものの値段は上がる。
典型的なスタグフレーションに突入したと言っていいと思います。
私はこれまで、スタグフレーションに「なりそう」と言い続けていましたが、今の段階ではもう「なった」と言えます。
ポートフォリオの動きを見ていると、こういったことが読み取れると思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今年いっぱいはプラスで運用を終えることができそうです。
来年以降もパフォーマンスを向上できるようにしていきたいと思っています。
定期的に状況をご報告しますので、少しでもご参考にしていただけると幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
変化があったところ
おわりに