不動産投資を考えている人にとって、不動産投資は不労所得と考えている人も多いかと思います。
しかし、その考えでは不動産投資は成功しないと私は思います。
そこで今回は不動産投資を成功させるための考え方についてお話ししたいと思います。
目次
不労所得など存在しない
みんな不動産好きですよね。私もリフォームが好きですし、お金儲けの道具なんですけど、好きな理由はなんでも良いと思います。
不動産がお金を生み出してくれるから好きとか、不動産そのものが好きでも良いと思います。
とにかく楽して儲けようと思わないことです。
不労所得という言葉を頭から外すべきです。
不動産というのは、非常に分の悪い労働所得なんです。
その点をどれだけ理解できるかです。
お金だけ出して、あとはお任せしてうまくいっている場合は、絶対に良いパートナーがついていてその人が代わりに汗をかいているはずです。
運よくすごく良い業者に巡り合って、その業者が動いてくれるとかです。
ただそれは運頼みです。
自分が最低限のことを知識として持って、実行できるスキルを身につけておけば、運頼みにする必要はないです。
あとは、現地に行っていろんな不動産を見ることです。
とにかく不動産に興味を持って、自分なりの哲学を持って臨むことが大事です。
なんの武器もなく「金持ち父さん」に憧れて、というモチベーションで不動産投資をやっている人は多いと思います。
そうではなく、本当に自分にとって不動産って何なのかを考えられるぐらい、不動産に対して最低限の知識を持って臨んでいくことが大切です。
不動産=不労所得って思っている人は本当に多いので。
いわゆる権利収入なんかも同じで、ネットワークビジネスですら権利を維持するために物凄い営業活動をしています。
彼らも、不労所得みたいなことを全面に押し出してきますが、とても頑張っています。
最初は自分が商品を買うところから始まるので、リスクを背負っています。
つまり不労所得というのは存在しないということです。
何もしないと家賃が下がるのが今の日本
皆さん利回りとか色々言いますが、その利回りは買っただけで得られるものではないと言うことです。
日々の行いがあって利回りを得ることができると考えた方がいいです。
不動産投資というのは、大前提条件として、土地価格が将来において上がらないと利益を生みません。
数千万円でローンを組んで不動産を購入して、そのローンを家賃で賄っていくというのが不動産投資です。
築30年のマンションと新築のマンションで、同じ平米で同じ間取りであっても相当家賃は違いますよね。
つまり、地価が変わらなければ、家賃は落ち続けるということです。
最初7万円取れていた家賃が、10年後、20年後には5万円、4万5千円とかに落ちていきます。
でも借金を返す額は基本的には一定なわけです。
特に元利均等返済の場合は一定です。
サラリーマンの人などは元利均等を選ぶ人が多いです。
一定のものを支払いながらも、家賃は下がっていきます。
大体毎月7万円ぐらいの家賃を得られる物件のローンは5万5千円ぐらいになります。
そこにいろんな経費が1万円ぐらいかかって、手元に残るお金は5000円ぐらいになります。
これって結構きついですよね。
何か起こったらもうアウトですし、サブリース契約をしていたら家賃改定の時に家賃を下げる事ができるので、早い段階でデットクロスしてしまいます。
そうなった時に、何で利益を出していくかというと、土地価格が上がるしかないんです。
土地価格が上がっていれば、物件の価値が上がるので、高くで売れますし、家賃も上がります。
ただ今の日本の市況で、土地価格がバブルの時にみたいに上がり続ける可能性はまずないです。
なぜなら日本は人口減少国なので。
人口が減少している国の土地が上がるためには、相当なインフレが進むといった要因がないといけません。
土地の値段が基本上がらない中で、家賃は下がるものと考えた方がいいです。
その中で都心型の新築投資は個人的にはお勧めしません。
こういったことからも、不動産投資が不労所得ではないということが分かると思います。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
不動産が不労所得ではないことが、お分かりいただけたのではないでしょうか。
不動産投資を始めようと考えている人は、このことを念頭において投資いただきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。