銀行・証券会社から買ってはいけない商品

銀行や証券会社の営業マンは様々な金融商品をすすめてきます。
しかし、中には投資家にとってメリットが感じられない商品が個人的に数多くあります。
そこで今回は、銀行・証券会社がすすめてくる商品について、私なりの考えをお話ししたいと思います。

目次

投資信託はETF以外買うな

投資信託を買うのであれば、個人的にETFを買う方がいいと考えています。

ETFって何?っていう人は、証券会社の投資信託を買うのはやめた方がいいと思います。

ETFがよく分からない状態で投資信託を意味不明に買うのであれば、投資信託は避けるべきです。

長期で見るとETFの方が、多くの投資信託よりもパフォーマンスを上げているためです。

確かに投資のタイミングによっては投資信託の方が儲かることもありますし、必ずしもETFのパフォーマンスがいいというわけではありません。
ただ10年、20年というスパンで見ると、ETFをアウトパフォームできている投資信託が少ないように思います。

個人的には、証券会社や銀行が提案してくる投資信託は一切オススメしないです。
ファンドラップに関してもです。

大手の歴史ある銀行や証券会社だからという理由で、間違ったものを勧めないだろうと思っている日本人が多いから成り立っているだけだと思います。

ETF以外の証券会社が勧めてくる投資信託に関しては、よほど投資に対する知識がないと基本いいようにやられます。

そもそも勉強している人は投資信託を使う必要がないです。

新興国モノの商品

あとは新興国モノの商品です。

特によくネットの広告とかで、トルコリラ建て社債の案内などを見かけます。
結構見かけに惑わされている人が多いのではないでしょうか。

その理由の一つ目として、発行体がまず前面に書かれていることです。

発行体なので、発行している中身とは関係ないです。
しかし、発行体の印象だけで、安心できそうだと判断してしまう人が多いように感じます。

次に、利回りです。

広告に出ているような商品には、例えば、トルコリラ建てで5年で50%ぐらいの利回りで、5年後に1.5倍になってリラが返ってくるというもを見かけたりします。

一見良い条件のように思えますが、そもそもトルコの政策金利は10%を超えています。
つまり政策金利よりも低い金利の条件だったりします。

さらに5年固定の金利であることにも注意が必要です。

新興国は金利が高いので利回りが魅力的に見えますが、新興国通貨で日本円に対して高くなっている通貨は存在していないのが現状です。

一時は、オーストラリアドルがかなり健闘していたのですが、今は政策金利が低いので。
新興国でもないですが。

新興国はインフレ率が政策金利を追い抜くことがほとんどなので、日本円に対して政策金利よりも弱くなります。

トルコリラは1トルコリラ=100円の時もありましたが、十数年で14円ぐらいにまでなっているので、八分の一になっています。

その状態で、いくら金利が10%、20%あると言われても、100円だったものもが14円になって金利が年10%つきましたと言われても、ピンとこないですよね。

新興国ものを勧めてくる営業マンの謳い文句

新興国ものをすすめてくる金融マンが使う謳い文句があります。

右肩下がりのチャートを見せて「もうそろそろ下がりきっていますよ。」という説明し、
「これ以上下がりますかね?」と言ってきます。

しかし、前述の理由で下が理続けていると私は考えています。
今が底みたいな訳の分からない考えはやめた方がいいです。

金利をあれだけつけている以上、通貨の安定性や信認性はどうしても毀損されますので、今後下がり続ける可能性が十分にあると考えています。

以上のことから、個人的には新興国の商品は買わない方がいいと思っています。

ネット証券をご自身で口座開設して、ETFを購入している方がよっぽどいいと私は考えています。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

かなりぶっちゃけたお話もさせていただきましたが、なかなかここまで踏み込んだことを発信している人がネット上でもいないので、ご参考にしていただけますと幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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