自由億稼ぐのにIPOは必要ない

株式投資を始めた人の中には、IPOが儲かるとか、IPOに投資して稼ぐといった話を耳にすることがあると思います。
そこで今回は、自由億投資家としてIPOに対する考えをお話ししたいと思います。

目次

IPOをやるべきではない理由

そもそもIPOってなかなか当たらないですよね。笑

そのため多くの人は基本的にセカンダリー※で入っていきます。

セカンダリー(マーケット)

発行された株式や債券を、投資家間で売買する市場のこと。
「流通市場」とも呼びます。企業が株式や債券を発行して資金調達する市場のことは「プライマリー・マーケット」「発行市場」といいます。

引用元:大和証券


どの株のチャートを見ても大体わかりますが、セカンダリーってデコボコのチャートになっています。

基本的にI T銘柄だったら、公募価格から大きく上がって初値がついて、そこから1週間ぐらい上がり続けて、そのあとの1ヶ月大きく下がって、また戻っていくという、そういうチャートが多いですよね。

株価の推移としては、10万ぐらいで募集があって、30万ぐらいで初値がついて、60万ぐらいまで上がって、また20万ぐらいまで下がって、40万ぐらいに戻ってだらだらいくみたいなイメージです。

8割ぐらいの銘柄がそうなるんじゃないかというぐらいに、こういった動きになることが多いような気がします。

私はIPOに関しては、基本的に相当自信がある時にしか買いません。

最近自信があったのはレストランデリバリーのUber(ウーバー)です。

ではUber(ウーバー)はIPO後どうなっているのかというと、未だに振るっていないです。
でも良いと思っているので買いましたし、今も投資を続けています。

買う時はそんな感じです。

ですので相当その銘柄に自信がない限りは、セカンダリーで入るべきではないと思っています。

特に日本のIPOの場合は特殊で、小型案件も多いからです。

100億以内のIPOがとても多いので、大口投資家の思惑一つでグチャグチャになってしまいます。

それに振り回されるべきではないです。

「IPO 初値予想」などと調べるとIPOに関するサイトがいくつも出てくるので、そういったサイトを見てご自身で判断すればいいと思っています。

私の場合は、ファンダメンタルというか、世の中の大きな流れに対して投資をするタイプなので、IPOはそこから逸脱しすぎていてよく分からないです。

何がそのプライスの基準かもよく分からないし、世の中の投資家がどう動くかも意味不明なので、これほど投機的な場所はないと思っています。

また、IPOってタイミングが選べません。

株式のポートフォリオって、ガッチリとその時々でいろんなものを基準にして組みたいんですけど、IPOってその予定を狂わしてくるんです。

例えば自分の買いたいセクターがあって、そのセクターに対する自分なりのポートフォリオ比率はこれくらいかなというのを見事にぶち壊してくるのがIPOなんです。

その点においてもIPOを買うことは基本好きではありません。

IPOはガラガラ抽選と同じ

IPOは「投資」というより「お祭り」だと見ています。

鐘を鳴らしてお祭りをやるものであって、「IPOに『投資』した!」という人がいますが、何を言っているのかなという感じです。

その銘柄の将来にめちゃくちゃ期待しているというのであれば「投資」かもしれませんが、基本皆さんそういう感じで買ってないですよね。笑 

I T企業だから上がりそうとか、初値予想が高そうだからとか。

それって投資なの?と思います。

だから、IPOを投資行為とは見なしていないです。

とは言え、IPOを買うのが悪いわけではなく、実際儲かることは多いので大いにやればいいと思います。

ただ、そこに投資理念や投資哲学はないということです。

実際にIPOは楽に儲かるんですよね。
しかも結構儲かることがあります。

30万の公募価格で初値が90万だったら60万儲かるなんてことがあります。

こんなことって現実の投資でなかなかないですから、一攫千金ですよね。

でも投資は一生やるもので、一年に一回当たるかも分からないもののために、神経を使うのはしんどいです。

私も一応自由億投資家として運用をしている中で、IPOの儲けって数十万で、苦労の割に見合ってないです。

IPOとはついでにやるものです。

スーパーで買い物をしたおまけのガラガラ抽選だと思ってやればいいんです。

それで一等当たった、という話です。

本当にそれくらいの確率ですし、まあ当たらないので。笑

おわりに

いかがでしたでしょうか。

IPOを買うことを否定しているわけではなく、私が考える投資の本質からIPOに対する見方をお話しさせていただきました。
少しでもご参考にしていただけますと幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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