【日本株VS米国株】日米の決定的な違いとは?

日本株と米国株、これから買うならどっちを買うか?という質問を最近されましたので、
今回は日本株と米国株の投資環境を踏まえて、私なりの考えをお話ししたいと思います。

目次

日本と米国の決定的な違い

バフェットさんが最近日本株を買ったというニュースが出ていましたね。

日本株か米国株という前に、私には持論があります。

プライスが本来の価値よりも安いものに投資をすることが基本だと考えています。

だから上がるわけです。

本来の価値より安く値段がついているので。

この一番の基本に立ち返ったときに、日本株はダメだと思っています。

なぜなら市場が縮小するからです。

人口が減っていて、地政学的にもよくないです。

中国と米国の間に今まさに挟まれた緩衝地帯にあって、良い方向に働くこともあるんですが、今回はそうは思えません。

今でも半導体メーカーのキオクシアという大きな会社が上場できなくなった原因にファーウェイの問題が絡んできたりしているので。

この板挟みは日本にとって良いようには働かないなというのもあります。

一方で米国というのは、未だ覇権国家として世界に君臨をしている中で、日本と決定的に違うところは人口が増加しているところです。

先進国は軒並み人口減少しています。
中国すら(一人っ子政策もあり)減少傾向です。

その中で、米国は今後2040〜50年に渡って人口が増加し続けるという統計が出ているんです。

これは強いですよね。

投資というのは数の論理なので、母数なんです。
投資をやる上で母数が増えるということ程強いことはないです。

例えば、コカコーラを3億人の米国人口のうち仮に1割が消費しているとしたら3000万人ですが、これが人口5億人になっただけで、1割の消費は5000万人になります。

単純に強いですよね。笑

これが日本になると逆の現象が起こります。お〜いお茶を飲む人が人口1億人のうち1割の1000万人だとしたら、人口8000万になると800万人になります。

明らかに不利です。

これを知った上で、どっちの未来の国に投資しますか?ということです。

確かにいろんな見方があります。

「日本株は立ち遅れているから」とか、「P B Rで見て酷い状態だから」とか、数字だけ見ると確かに日本株はめちゃくちゃ割安です。

ただそういうものを超えて、日本そのものってどうなの?となったときに、どう考えても市場は小さくなります。

私は日本という答えを出しづらいです。

先進的な企業が日本に台頭しない理由

人口面や、地政学的にもそうですが、もっと言うと、技術的なものでも日本はアドバンテージをとれていません。

基礎研究というところでも、今ノーベル賞をとっているような人って数十年前の研究ですので、今後に渡っても世界的に最先端を行けるようには思えません。

日本人の優秀な人材は大体米国に流出しています。

だったら答えは決まっているんじゃないかなと。笑

株式というのは、将来に渡って投資をするものだと考えています。
明日や1週間後に向けた投資をするつもりはないので、私は日本株は買いにくいです。

日本からフェイスブックみたいな会社が出てくると分かっていたら、そんな会社に投資したいですが、残念ながら出てこないです。

フェイスブックのような会社を作る頭の良い人は、そもそも日本で上場しないからです。

米国に行きます。

だから日本で出てこないんです。

そういう理屈があると思っているので、日本株ってワクワクしないんです。

投資の醍醐味

冒頭でもお話ししましたが、最近バフェットさんが三菱商事などの商社株を買っています。

買った理由はおそらく、安いからだと思います。

いわゆるバリュー株と言われるジャンルですよね。

簡単にいうと低PBR※の株です。

PBR

PBRとはPrice Book-value Ratioの略で、株価が1株当たり純資産(BPS:Book value Per Share)の何倍まで買われているか、すなわち1株当たり純資産の何倍の値段が付けられているかを見る投資尺度です。現在の株価が企業の資産価値(解散価値)に対して割高か割安かを判断する目安として利用されます。PBRの数値は、低いほうが割安と判断されます。なお、PBR=1倍が株価の底値のひとつの目安(株価と資産価値が同じ)とされてきましたが、近年は長い間1倍を下回ったままの銘柄も多くなり、必ずしもPBRの1倍割れだけを底値の判断基準とすることはできなくなっています。

引用元:SMBC日興証券


ただ、これは私の投資ではないです。

私はやはり将来価値が上がってくものに投資をすることが楽しいです。

見たこともないものが出てくるワクワク感。

例えば、レストランデリバリーのUber(ウーバー)なんて、何をしでかすか分からないので、楽しいと思って投資しています。

一方で、コカ・コーラに投資もしていて、それはどうなのか?と言われるかもしれませんが、コカ・コーラすら分からないと思っています。

人口が増えていく国の中で、どんな新しい消費財を生み出してくるのかとワクワクしています。

エクソンモービルにもそう思っています。

セブンシスターズと言われたスーパメジャーと言われる会社がこのまま死ぬのかと、そういう視点で投資しています。

私は日本の株式にそういう面白みを感じません。

確かに日本の商社株が上がるかもしれませんが、私は楽しくやりたいので、日本株よりも米国株に投資をしています。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
日本株と米国株に対する私の考えをお話しさせていただきました。
考えは人それぞれですので、あくまでご参考までにしていただけると幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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