【1億円ポートフォリオ経過】2021年5月末時点

1億円ポートフォリオの経過報告です。
今回は2021年5月26日時点のポートフォリオをもとに、直近の投資状況とマーケットについてお話ししたいと思います。

目次

ポートフォリオ経過

前回は2021年3月末時点の投資経過をご報告しました。
こちらがその時の資産状況です。



そしてこちらが今回(2021年5月末時点)のポートフォリを状況になります。




全体で見るとあまり動いていないですが、銀行など、金融系を売却しました。

エクソンモービルも半分ぐらい売っています。

一方で、ハイグロースが危機的状況だったので、その辺の銘柄を結構買い足しています。

ドキュサイン、スクエア、タイワンセミコンダクター、ユニティソフトウェア、シースリーエーアイを買い足しました。

保守的な銘柄を少し売って、ハイグロースが大きく下がった時に買いを入れているといった感じです。

5月末時点ではどうしても、ハイグロースのプライシングが合っていないのではないか、と世界中の投資家が保有量を軽減している状況だと思います。

ただ、変わらず成長していく会社はきちんと前を向いて成長していくはずなので、一概に全部売られるというのも違和感のあるということで、下がった時に買い足しています。

1億円ポートフォリオには入れていませんが、仮想通貨で大変なことが起きたので、そちらにばかり自分自身も目が行っており、株式が放置気味でしたね。笑

前回お話した、セクターローテーションについては、あまり変わっていませんが、ハイグロースの底打ち感はあると思います。

全体で見ると落ち着いた相場になっているように思います。

ハイグロースに対する見方



セクターに関して言えば、ハイグロースがどこで反発するかに注目しています。

私は明らかに行き過ぎた下がり方をしていると見ています。

人によっては、「そもそも行き過ぎたといっても、元のバリューがおかしいので、今でも高いのではないか。」というような意見を言うと思います。

それについて私が思うのは、そもそも株価が高いとか安いとか、明確な基準があったら100戦100勝できるわけですが、残念ながら高いか安いかなんて正直分かりません。

ただ、一時の評価から見ると物凄く下げていて、かつ多くの企業が成長しています。

現在保有しているユニティソフトウェアやシースリーエーアイにしても、業界内ではすごく注目されている企業ですし、今後を担っていくのではないかというテクノロジーを持った企業たちです。

そこに対して、自分がきちんと投資していけるかが大事だと思っています。

今のプライシングが高いか安いかという論点の話というのは、そもそもハイグロースに投資をする際にするものではないと思っています。

それであれば、例えばP&GやMicrosoftのような会社に投資をすればいいと思います。
ハイグロースに関しては、株価が高いか安いかというより、将来どうなっていくかが大事だと思います。

例えばスクエアという決済を手がける会社は、仮想通貨に対して積極的に事業を行っていて、収益性も高いですが、そこが今PERが高いなどと言う理由でもし買われていないんだとすれば、それは買いのチャンスかもしれません。

例えばトヨタ自動車の売り上げが10年後10倍になる可能性は低いと思います。

でもスクエアが10年後10倍になる可能性はあり得るかもしれないので。

例えばトヨタとスクエアを並べて、株価比較してしまうと訳の分からないことになります。

それはナスダック内でも同じで、いろんな会社がありますし、100社100様なので、自分なりに分析して企業の将来性に賭けていくしかないと思っています。

キャッシュ化?今後のポートフォリオ

米国株式に対して、今はNeutralに見ています。

これまではBuyの姿勢でしたが、今はSell寄りのNeutralという感じで考えています。

もしかしたら、今後半分ぐらい保有を減らして一旦キャッシュにするかもしれません。

なぜかというと、クラッシュの匂いがするからです。

ワクチンの摂取が世界各国で始まったことで、コロナが世界的に終息という流れになってきています。

米バイデン大統領もワクチンを打ったらマスクをとるんだというような話をしている中で、世界が過剰反応する傾向にあるように思います。

その結果、本来コロナが終息していくというのは、ポジティブなニュースのはずですが、それを織り込みすぎている市場になっていると見ています。

このタイミングで米国がテーパリング※をするといった、そういう事ひとつでとんでもない暴落が起きかねないと考えています。

テーパリング

テーパリング(Tapering)は直訳すると「先細り」や「次第に先が細くなっていくこと」という意味で、金融用語ではQE(量的緩和)の縮小を意味します。米国で2012年9月から行われている「QE3」では7回にわたり従来毎月850億ドルだった資産買い入れ額を100億ドルずつ減らしていくテーパリングを実施しました。

引用元:SMBC日興証券



以上の理由から、この辺りで一旦キャッシュを多めにして、クラッシュに備えるということをやってもいいのかなと思っています。

ここからはできるだけ保有を減らしていければと考えています。

今現金は2600万になっていますが、これが5000万、6000万に増えているという可能性はあります。

キャッシュを増やす際には、ここまで上昇してくれているバリュー株を売却するだけでなく、ハイグロース株も一緒に切っていくと思います。

テーパリングした時にダメージを食らってしまうのはハイグロースだからです。

それを織り込んでいるからこれだけ下がっているのではないかという見方もあるかもしれませんが、個人的には何となく織り込んでないのではないかと思っています。

これはあくまで個人的な勘です。

もう一発下げが来るのではないかと。

その時にはバリューよりハイグロースの方が圧倒的にダメージを受けてしまうので、本当に期待しているハイグロース銘柄(ユニティソフトウェアとか)以外は、損切であっても売っていくと思います。

米国は金融緩和をいつかは終わらせられる強い国です。

そのため、全セクターを一度見直すタイミングが来ているように思っています。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

前回のポートフォリオからあまり変化はなかったかもしれませんが、ポートフォリオを大幅に整理するタイミングが近づいているようにも感じるマーケット状況となっています。

リアルタイムでの考えなどはTwitterの方で主に発信していますので、そちらも宜しければご覧ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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