【投資哲学】銘柄選びの考え方

投資する銘柄を決める時、皆さんはどういう基準で選択していますか?
いろいろな考えがあると思いますが、今回は、銘柄を決めるポイントについて、私の投資哲学を踏まえてお話ししたいと思います。

目次

銘柄選びのポイント

方向を見る

株式投資をする際、まず方向を見ます。

自分が買おうと思っている業種の方向がどうなのかです。

I Tだったら上だとか、消費財だったら下だとか。
そしてその方向に対して、銘柄が一体どういう状況なのかを見ます。

例えば、フェイスブックへの投資を検討しているとします。
I Tの中で、フェイスブックという会社があって、I T業種は上がっているけど、フェイスブック単体はどうなのかを見ていくといった感じです。

このように、それぞれの方向を見ておくことが銘柄を選ぶ上で重要です。

一生保有していられるか

私はどちらかというと財務はあまり見ません。

割安・割高だとかP E R 、P B R、R O A、R O Eといった指標的なものではなく、その会社が世の中にとって必要なのかどうかを直感的に考えます。

例えば、コカ・コーラに投資をしようと思った時に、コカ・コーラに取って代わるものってあるだろうか?と想像するところから始まります。

逆に取って代わるにはどうすればいいのか?と考えたりもします。

無さそうだとなれば、候補になります。

コカ・コーラはまさに取って代わられることがない会社だと考えています。

溝があるかどうか

コカ・コーラに対して、ペプシがあるじゃないかと思うかもしれませんが、ペプシですらコカ・コーラのブランドと全然戦えてないと思います。

なんならペプシにすら勝てる会社が出てくるかどうかも分からないぐらい、業界の溝があると考えています。

私は銘柄を決める際に、この「溝」をとても重要視します。

溝というのは、その会社に突っかかることがどれだけ難しいことなのかということです。

どう考えてもコカ・コーラに取って代わるのはかなりしんどいと思います。

参入障壁というより「溝」です。

コカ・コーラというブランド力と会社が持つ力を足した時に、太刀打ちできないという意味で、「溝」と言っています。

私は大型株を好んで買っていますが、それは10年、20年先も存在している可能性が非常に高いという会社を買う事だと考えています。

銘柄を決めるポイントは、世界的に唯一無二のものかどうかということです。

唯一無二の会社への投資

世界経済の膨張に対する「鏡」

コカ・コーラは唯一無二の会社だと思っています。

マイクロソフトなどもそうです。

唯一無二の会社への投資は、もはや個別株を分析するといったことではないんです。

個別に分析する場合、財務など儲かっているかどうかを分析するわけですが、唯一無二の会社に投資する場合は、資本主義がどうなるかが重要です。

唯一無二の会社に投資することは、資本主義そのものが成長していくかどうかに掛けるということです。

世界における資本主義市場が膨張すれば、それらの会社は自ずと膨張するからです。

市場が膨張した時に一番恩恵を受ける会社を見つければいいのです。

このように私の投資は、資本主義経済の膨張を前提としています。

だから、財務が良いとか、売り上げが良いとか、決算がいいとかはどうでもいいです。

世界にとって必要である会社であれば、世界の資本主義市場が膨張することでその会社は自ずと成長します。

例えば、世界経済が今年から来年にかけて6%成長するとしたら、7%以上上がる会社に投資をすれば、投資として成功ということです。

世界の資本主義の膨張よりも成長した会社を選べたということになるわけです。

そういう基準で選びます。

そこに対して一つ思う事は、資本主義の膨張に対してストレートに返してくれる企業であれば、20%、30%のリターンを狙っていくのではなく、イーブンでも全然いいと思っています。

要するに、世界経済の膨張に対して「鏡」としての役割を果たしてくれる企業に投資をするということです。

だから、決算とかそういうものに左右される会社にそもそも投資をしません。

資本主義と勝負するということ

現在レストランデリバリーのUberに投資をしていますが、Uberの決算がいいからとか、売り上げがどうとか、そういうところは重視していません。

膨張していく資本主義に対して、優位性があるというか絶対的な溝が生まれるビジネスと生み出すんではないかと思っているから投資をしています。

資本主義と勝負をしているということです。

その方が投資をする上で、楽です。

個別ごとに、内部留保が厚いとか、売り上げの割に利益率低いとか一つ一つ分析するよりも、世界の人口が増え続ける限り、利用者が増えて売り上げが伸びていく会社を探す方が楽です。

それだけでなく、経済膨張とともにインフレが起きた時に、唯一無二の会社はインフレ分を値段に転嫁することができます。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

私の投資哲学をもとに、銘柄を決めるポイント、考え方についてお話しさせていただきました。
少しでもご参考にしていただけますと幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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