投資信託を「基本」やらない理由。やるならETFがオススメ

銀行や証券会社から投資信託を案内された時、皆さんは何を基準に購入を決めていますか?
私は基本投資信託はやりません。
そこで今回は何故投資信託をやらないのかこれからお話ししたいと思います。
投信を購入する前に是非、この記事を読んで参考していただけると幸いです。

目次

投資信託を「基本」やらない理由

「投資信託は基本しないほうがいい」というのが常識だと考えています。

どのような投資信託に対してダメかというと、銀行や証券会社が売ってくる投信はダメだということです。

理由は2つあります。
1つ目は、手数料です。単純に手数料を加味すると、採算が合わないものがほとんどです。

2つ目は、アクティブ運用の投信はインデックス投信よりもパフォーマンスが悪いものがほとんどだということです。

対象となるものや期間によって一概には言えないこともあり、基本的に投信はダメなんですけど、時折使える瞬間があります。

例えば一般的に使えるものとして、上場投資信託(ETF)※があります。

上場投資信託(ETF)

証券取引所に上場し、株価指数などに代表される指標への連動を目指す投資信託で、
「Exchange Traded Funds」の頭文字をとりETFと呼ばれています。

ETFは手数料も安くて、流動性も高いので、そもそも普通の株式を買う感覚で投資できます。

日経平均に直連動しているものとか、分かりやすいものが多いです。

投信をやるとしたら?

投資信託では、ETFがおすすめです。

株式、不動産、コモディティなど種類はたくさんあるので、自分の意向にそったものが安い手数料で買うことができます。

また最近注目しているのはAI投資信託です。
例をあげるなら、SMBCで購入できるダブルブレインや大和証券で取り扱っているマンAHLスマート・レバレッジ戦略ファンドなどがAI投信になります。

AI投信は、
人工知能を駆使した投資信託で、株式の銘柄選択や資産配分に人工知能の技術を活用したものです。

今回のコロナで下げてるとはいえ、基本的に無茶苦茶にならないと思います。

バックテストではリーマンショックをくぐってもそんなにひどい成績になっていない成果が出ているため、AI系の投信はいいのかなと思います。

ただし手数料が高いです。

購入手数料3%
信託報酬2%前後

手数料で負けしてしまう。笑

これがETFだと手数料0.05%とか信託報酬も低めに抑えてあるので、ETFの手数料はやっぱり安いです。

結局、上場投資信託(ETF)がオススメになってしまいます。笑

ちなみETFは対面接客じゃなくネット証券で買うといった感じですね。

投資信託のコスト

投信の中には、ハイイールド型とかミドルイールド型とか(イールドとは収益や利回りのこと)色々種類があって、ローイールド型(低リスク)の投信のポートフォリオを見るとたまに笑ってしまうことがあります。

投資信託には購入時にかかる手数料と、保有期間に応じてかかる信託報酬が主なコストとしてかかります。(商品によって販売手数料が蚊かからなかったり、売却時に手数料を支払うもの等もあります。)

例えば、
購入時手数料3%で信託報酬が年1.5%の投信を3年持つとすると、

購入時手数料3%+信託報酬年1.5%×3年=7.5%

1年平均2%以上コストがかかる計算になります。

年間2%以上買っているものが上がってくれないと目減りしていくのに、ポートフォリオを見てみると日本国債って書いてある投信がありました。

アホかと。笑

最初から勝つことを放棄していますよね。

安定性の名のもとにそんな事されたら、金利取られてお金預けているみたいなよく分からない投信になっています。

だからと言ってハイイールド型の投信がいいのかと言ったら、この勝率もすこぶる悪いんです。

手数料に勝てない。

手数料を取った上で勝たないといけないため無茶するんですよ。

ポートフォリオに、ものすごい銘柄が組み入れられる。だから投資信託って、ハイイールド型もローイールド型も勝てないんです。

これは「構造的」に勝てないということです。それならETFを買った方が良いんじゃないかと思います。

優秀な指数「S&P500」

「投資信託は長く続いていればいい」という理屈であれば、S&P500※の指数に連動している投資信託と比べてそれ以上のパフォーマンスが出るのか出ないのかを判断材料にすれば良いと思います。

S&P500

米国株式市場の動向を示す株価指数のひとつ。S&P ダウ・ジョーンズ・インデックス・エル・エル・シーによって算出される、時価総額をベースにした指数です。工業株400種、運輸株20種、公共株40種、金融株40種の各指数で構成されていて、採用銘柄は約40業種に及んでいます。ニューヨーク市場の時価総額の約75%をカバーしていて、市場全体の動きを表す指標として機関投資家などに広く利用されています。

引用元:SMBC日興証券

S&P500は過去上がり続けている指数なので、基本的に過去上がり続けたということはこれからも上がり続けるのではないかという予測のもとで投資するのはありです。

ここにパフォーマンスで上回れる投資信託でなければ意味がない。

このことは投資信託を買う上で結構重要です。

そのインデックスを上回れるかで考えると、99%以上の投信は弾かれます。笑

S&P500インデックスに勝てる投信があれば教えてもらいたいくらいです。笑

であればS&P500を買っていればいいですよね。

ドルコスト平均法で1週間に100ドルずつ買い続けるでもいいです。

あまり投信が好きではないので、調べないとS&Pよりパフォーマンスが高い投信が分からないです。

逆にそこまでしないと見つからないってことはほとんどないんでしょうね。笑

ただその残りの1%を、手数料収入が高いという理由で銀行や証券会社の営業マンはノルマのために勧めてくる。笑

でも良く聞こえるんですよね。

「テレワーク系のネットIT系インデックスでました!」とか
「最先端技術投信ネクストでました!」とか
「環境に配慮した環境型投信グリーンなんとか…」とか
聞こえは良いんです!

今のようなキーワードをふんだんに盛り込んで巧みに売り込んできます。

何故そこまで言えるかというと、S&P500は既にそういう銘柄を組み入れているからです。

これはうまくできていて、銘柄の組み替えがめちゃくちゃシビアになっています。

日経225みたいに忖度だらけの指数じゃない。笑

悪いところはバシバシ切って、良いところボンボン入れていく。忖度せずに。笑

だから〇〇投信を作っても、S&Pが既にそういうものになっていることが多いです。

トレンドを拾えている企業が多く入って、拾えてない企業がバンバン脱落しています。

だから下手にトレンド投信を買うくらいなら、S&P500の方が意外とトレンドを拾えていると思います。

手数料も低い割になかなか論破しようのない投信が出来上がっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
投資信託を銀行や証券会社から案内された時、この記事の内容を思い出していただき、参考にしていただけると嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

※当ブログに掲載されている記事について

当ブログに掲載されている記事は、あくまで個人的見解に基づくものであり、特定銘柄への投資を推奨するものではありません。
また当ブログ記事に書かれている内容は、100%正確であるとは限りません。

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